西村克己著「ピケティ『21世紀の資本』の衝撃」を読んでみて

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21世紀の資本 自己投資

2014年に「21世紀の資本」が話題となりました。

今日は「21世紀の資本」に関連する書籍(ピケティ『21世紀の資本』の衝撃)について書いてみたいと思います。

「ピケティ『21世紀の資本』の衝撃」とは、21世紀の資本に対する質問に対して答えていくというQ&A形式をコンセプトに書かれている書籍となります。

この記事を読むと分かること
  • 21世紀の資本がなんなのかわかる
  • 今後貧富の格差が広がる理由がわかる
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結論:「21世紀の資本」の内容理解に役立つ解説本

「21世紀の資本」は難しそうで読めなそうだけど内容を知りたいという人にはおすすめの本です。

本書は21世紀の資本の解説本です♪

はじめに

21世紀の資本とは

世界中で注目されており、トマ・ピケティの大著になります。

21世紀の資本は富の格差のメカニズムを解明する内容となっています。

300年・30か国以上の税務データを分析することにより、富の格差の発生メカニズムを歴史的に裏付けています。

日本でもベストセラーとなり話題になりました!!

トマ・ピケティとは

パリ経済学校の初代校長を務める大学の教授です。

パリ経済学校は2006年設立の学校で、経済学部の中で上位にランクインしています。

本書内容

ピケティの研究内容

過去のサイモン・クズネッツによる富の格差の分析を大掛かりにしたものがピケティの研究内容になります。

サイモン・クズネッツが約30年間の「財務データ」の分析し、クズネッツ曲線を提唱しました。

一方、ピケティは300年間・30か国以上の税務データを分析しています。

クズネッツ曲線とは
貧富の差が一時的に拡大するが、いずれ自然に格差が縮小することを示した曲線

クズネッツ曲線の否定

クズネッツ曲線にて貧富の格差が縮小されているように見えるのは、20世紀の二度にわたる世界大戦で資本が破壊され、貧富の格差が縮小したにすぎないとデータで検証しています。

そして、このままだと18世紀の貴族社会並みに富の格差が拡大すると予言しています。

r>gとは?

rとは?gとは?

はじめにrとgですが、rが資本収益率を示しており、gが経済成長率を示しています。

r>gの状態、つまり資本収益率が経済成長率を上回ると格差が広がると提唱しています。

資本収益率(r)・・・資本(金融資産、不動産、その他資産)が生み出す利益率

経済成長率(g)・・・対前年比での実質GDP(国内総生産)の成長率

具体例

1億円のアパートを保有している人が、アパートを貸し出して、1年で500万の収益を得ているとします(※ここでの説明として経費や税金等は考えない)。

そうすると資本収益率は5%になります。

過去のデータから資本収益率の平均は1~1.5%程度になります。

この状態で経済の格差は広がっていきます。

まとめ「ピケティ『21世紀の資本』の衝撃」

今回21世紀の資本の解説本「ピケティ『21世紀の資本』の衝撃」を読んでみました。
この書籍は解説本ですが、完璧には理解できませんでした。

21世紀の資本のマンガ版も出版されています。
こちらの方が読みやすくなっています。

今回コロナウイルスが流行り、貧富の格差が広がったように実感しました。

特に飲食店関係の方は、営業の自粛や営業時間の短縮等を求められたりして経営状態が厳しくなっています。一方で、株式などの資産を持っている人はコロナ禍で株価が下がった株を買い増しして資産を増やしています。

この記事があなたのお役に立てればうれしく思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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