こんにちは、hamuです。
昨今インフレで物価が上昇しています。
インフレ対策で金への投資を始めようと思っても、金投資についての書籍はないし、ネットだと情報がたくさんありすぎて迷ってしまいますよね?
今回は、高橋ダンさんの書籍「世界のお金持ちが実践するお金の増やし方」について、書いていこうと思います。
「超カリスマ投資系YouTuberが教える ゴールド投資 リスクを冒さずお金持ちになれる方法」の著者について
まずは「超カリスマ投資系YouTuberが教える ゴールド投資 リスクを冒さずお金持ちになれる方法」の著者プロフィールを紹介します。
高橋ダン氏の他の書籍はこちら
それでは、内容を紹介していきます♪
「超カリスマ投資系YouTuberが教える ゴールド投資 リスクを冒さずお金持ちになれる方法」で学べる事
ファンダメンタルズやチャートを解説する書籍は本屋で見かけますが、貴金属や仮想通貨、原油等のコモディティを紹介する書籍はなかなか目にしません。
数あるコモディティ商品の内、「金」について取り上げているのが、本書籍になります。
この書籍には、金以外の金属についても書かれてますが、今回は金にのみ絞って書いてみます。
そもそも金ってなに?
金とは
そもそも金とは原子番号が79番、元素記号がAuであり、金属の1種です。
採掘済みの金は約19万トンであり、未採掘は5万トンほどになります。
金は有限資源であり、いつかは採掘が終わると地球上からなくなってしまいます。
単位がトンなのでイメージわかないね・・・
利用用途
金ですが、「宝飾品用」、「投資4割」、「工業製品・医療・産業用」などに利用されています。
また、1グラムの金は薄く叩けば1メートル角の金箔になるそうです。
実際に薄くなるところを見てみたいです。
生産方法
生産方法として、次の3つが挙げられています。
- 金鉱石から取り出す
- 砂金から取り出す
- 電子機器から取り出す
私は「ふーん、そうなんだ」くらいにしか感じませんでした(笑)
ただ、youtubeに携帯のバッテリーから金をとりだす動画とかあるので見てみるとイメージがつかめるかもしれません。
そもそも金に投資する理由
金への投資理由については以下が挙げられています。
①暴落に強い
まず最初の理由として暴落に強いことが挙げられています。
最近ではコロナショックでは、ダウ平均株価は、コロナショック前の水準に戻るのに半年ほどかかっています。
一方、「金」は1か月ほどでコロナショック前の水準に戻っています。
同様にリーマンショック時にも金の方が早く回復しています。また、有事の金といわれるように、市場が荒れると金の価格は値上がりします。
また、過去の株価を見てわかるように、暴落は何回も発生しています。今後も大暴落が発生する可能性は十分あります。
②インフレリスクに備える
次にインフレのリスクに備えられます。
インフレとは、物の価値が上がり、お金の価値が下がることです。
2022年6月現在、日本でも色々なものが値上げしてるね。。。
③供給量がきまっている有限の資産
金は、地球の地殻から算出する資源であり、埋蔵量は限られています。
そのうえ、代替資源がないため需要と供給の関係から価値が大幅に下がることはありません。
④5000ドルに値上がりする
アメリカのマネーサプライに対する金価格の割合のチャートを見ると、1980年ころに最高値を付け、現在は低水準にあります。そのため、長期的にみると金は価格が上昇する可能性が高くなります。
過去の最高値まで上がるかはわからないけど、長期的に金の価格が上昇する可能性は高そうだね!2022年6月現在、10年越しくらいのカップウィズハンドルのチャートパターンを形成しかかっているね。
⑤世界の有力投資家が買っている
本書籍には、著名投資家ウォーレン・バフェット氏がバリックゴールドという金鉱山の株式を買ったと書いています。たしかにネットで調べると購入したというニュースが見つかりますが、バリックゴールドの株式はすでに売却済みみたいです。
一方大物投資家のレイ・ダリオは金に注目し、ETFを購入していると書かれています。
金への投資方法について
①現物の金を購入する方法
言葉の通り、「金を買って、保有」することになります。
なお、現物は「貴金属の専門店」、「宝飾店」、「百貨店」等の店で購入できます。
金を積立する場合、地金商、証券会社、商社でも購入可能。この場合、消費税以外にも手数料や年会費がかかります。手数料は購入金額の2~3%程度(店によって異なる)となります。
年会費については、実店舗を持たないネット証券の方が安く設定されています。こちらも店によって異なります。
そして、スプレッド(金を買う投資家側の価格と買い取る店側の価格の差のこと)も実質的な損失となるため、売買代金の差が小さい店を選ぶ方がいいです。
頼できる店で購入しないと偽物を購入してしまうリスクがあるため、
購入にあたって注意しないとね。
②ETFを購入する方法
こちらは金のETFを利用して購入する方法になります。
現物の購入に比べるとコストも安く収まります。現物を保有しなくてもいい場合はETFでの投資を検討しましょう。
売買にかかるコストは、売買手数料と信託報酬になります。2つの手数料は、ETFを購入する際にかかる手数料です。
- 売買手数料・・・ネット証券の場合、大体買い付け価格の0.5%程
- 信託報酬・・・ETFを運用する会社に支払うコスト一般的には0.2~0.4%前後
現物投資とは違って、偽物を購入するリスクがないね!!
③鉱山会社の株を購入する方法
金に直接投資を行うのではなく、金を採掘する鉱山会社に投資する方法です。
金鉱会社の株価は金価格と相関性が高くなります(金価格の上昇時に、株価が上がり、金価格の下落時に株価が下がります)。
④鉱山会社のETFを購入する方法
先ほどが鉱山会社の個別企業への投資になります。それに対して、こちらは金鉱関連の会社に分散投資するETFになります。
個別企業に投資すると上場廃止するリスク等があります。そのため、こちらに挙げているETFは分散投資になるため、個別銘柄への投資に比べるとリスクが少なくなります。
高橋ダンさんは、ETFへの投資や分散投資を強く推奨しています。
⑤金の先物を購入する方法
先物については、投資初心者の人向きではありません。
機関投資家や投資専業のトレーダーなどが手持ちの資産のリスクヘッジのために使用することが多い商品になります。
金か鉱山会社のETFなら投資初心者でも安心だね!!
感想・読んでみて思うこと
若いうちはリスク許容度が高いため、私は金より株式多めに投資し、リスク許容度が低くなった時には金や債券の割合を増やそうと思っています。
しかし、金への投資をするしないにかかわらず、金について一通りのことを学ぶのには良い書籍です。
ただ、本の題名の「リスクを冒さず・・・」というのは誇張表現かと思います。
金鉱株ETF、金のETFを保有していますが、結構値動きが激しいです。
本の題名だけで、金へ投資をするのはやめてくださいね!
まとめ
- 金は、金属の一種であり、未採掘は5万トンほどの有限資源
- 暴落に強く、インフレリスクに備えられる投資対象
- 将来価格が上昇する可能性がある
この記事があなたのお役に立てればうれしく思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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